12月26日は、全日本アンサンブルコンテスト愛媛県大会 東予西地区予選が、グリーンピア玉川で開かれました。本校吹奏楽部からもサクソフォーン四重奏、木管打楽器三重の2組が出場しました。
サクソフォーン四重奏では、しっかり息を使い、音の強弱をつけるなど表現力豊かに演奏できました。2年生と1年生で構成したグループですが、2年生がしっかりリードし、1年生の成長がすばらしかったです。
木管打楽器三重奏は、1年生のみで構成するグループです。壮行会の時の演奏、当日練習を終えての演奏、そして本番演奏。着実に表現力が向上していました。大会は、次の目標を定めるいい機会です。今日の演奏からより高い目標を持って取り組んでいってください。
両グループともすばらしい演奏でした。
長かった2学期も今日が終業式です。国歌斉唱に背筋が伸びます。
校長先生が式辞で、大きく2つのことを述べられました。
● 2学期の始業式で「すっげえもんに出会ってください。」とお願いしました。学校行事がたくさんありましたが、みなさんは出会えましたか? 先生は合唱コンクールで、みなさんの「大地讃頌」に出会いました。出会えたことを糧にし、出会えなかった人は、これから出会えるようあきらめずに準備していきましょう。
● 民間の会社でロケット打ち上げに挑戦している植松さんという人が、「どうせ無理」という言葉は、人の自信と可能性を奪う最悪の言葉と考えています。これを唱えた瞬間に何もしなくてよくなってしまい、「どうせ自分なんて・・」と自分の未来をあきらめるようになってしまうからです。しかしながら、人が生きていくためには自信が必要です。『どうせ無理』という人は、きっと、「頑張れない人」「できることしかしない人」、「考えない人」で、成功に近づくことはできません。成功者は、『どうせ無理』と思っても、「目の前の壁を乗り越えることをあきらめない人」です。そんな朝中生になってほしいと思います。
そして、最後に「天高く飛翔する辰の年が始まります。「何とか解決する方法はないか」「なんとかできる方法はないか」「もう一度やってみよう」「自分にはできる」と考え、高みをめざす機会にしましょう。」と呼び掛けて、式辞を終えられました。
次に、3人の学年代表の生徒が、2学期を振り返ってがんばったことや3学期への抱負を、暗記して力強く発表しました。一部を紹介します。
【1年生】学校行事は初めてのことが多く不安がたくさんあったが、クラスや学校のみんなと協力して乗り越えることができました。協力することが大切だと改めて実感しました。サッカーの練習のレベルが上がり、うまくいかなくなって落ち込んでいる私を先輩が励ましてくれて勇気付けられました。落ち込んでいる友達がいたら、積極的に声掛けをしていきたい。2年生になるための大切な3学期をしっかりと締めくくれるように頑張りたい。
【2年生】2学期は学校行事と勉強を頑張りました。学校行事では、学年や学校全体が1つになって、目標に向かってやり遂げる大切さや、頑張りきれた達成感を味わうことができました。良い思い出がたくさんできた修学旅行では、友だちの良さに気付き、自分の心が豊かになりました。定期テストでは、サッカーが忙しくなることが事前に分かっていたので、質の良い勉強をしようと心掛けました。満足のいく点数ではなかったが、次のテストまでに改善していきたい。これからは、最高学年や受験生になる自覚を持ち、目標に向けて日々準備していきたい。
【3年生】私の夢は英語の先生になること。そのためには英語だけでなく、他教科の知識を高める努力が必要になります。だから2学期の期末テストは他の教科の勉強にも時間を費やしたところ、全体の点数が上がりました。しかし、私は満足していません。もっと上をめざせると思っているので、冬休みにたくさん勉強しようと思います。たくさんあった行事は、3年生にとって最後になるので、良い思い出ができて良かったです。
残り少ない中学校生活を楽しんで、笑って卒業式を迎えられるようにしたい。先生方、2学期はたくさん指導してくださりありがとうございました。3年生のみんな、3学期も頑張りましょう。
校歌斉唱で終業式を締めくくった後、生徒指導担当の先生からは、「①先生もすっげえもんを見付けられました。良い学校だと地域に発信できました。もっと良い学校にするために、行動・考動(考えて行動する)・幸道(人を幸せにしていく)をしてきましょう。②1年生は2年生になる準備、2年生は最高学年になる準備、3年生は高校に行く準備をする3学期にするために、冬休みをしっかり過ごそう。」とお話がありました。
14日間の冬休みを事故なし、けがなしで過ごし、充実した楽しい冬休みにしましょう。
今日の1時間目に表彰伝達と、12月26日(火)に行われるアンサンブルコンテストの壮行会が行われました。
【表彰式】
● 愛媛県児童生徒理科研究作品:1年男子1名、1年女子1名 努力賞
● JA共済全国小・中学生書道コンクール愛媛県審査条幅の部:1年女子 銅賞
● 今治市越智郡小中学生書道展:1年女子 特賞
● 第52回朝倉駅伝大会:中学校女子の部 優勝
● がんばる子ども応援賞:1年女子 努力賞、2年男子 限界突破賞、3年女子 全力賞
● 健康に関する作文:3年女子 優秀賞
● 全国中学生人権作文コンテスト今治地区大会:3年女子 奨励賞
● 人権尊重の意識を高めるためのポスター展:3年女子 入選
● 中学生作文コンテスト:3年女子 銀賞
【社会科マッチ、数学マッチの表彰】
生徒会からは、10月下旬に行われた社会科マッチの表彰と11月中旬に行われた数学マッチの表彰がありました。満点賞や応用問題の優秀賞が表彰されました。
【アンサンブルコンテストの壮行会】
12月26日(火)に、吹奏楽部のアンサンブルコンテスト愛媛県大会東予西地区予選があります。表彰伝達に続いて、吹奏楽部の壮行会を行いました。
まず、エントリーしている木管打楽器三重奏(3人)とサクソフォン四重奏(4人)の2グループが、それぞれ発表する曲を演奏しました。緊張が音を通して伝わってきます。時折、仲間と気持ちが一つになって、自信をもった音が響いてきます。
次に、吹奏楽部の部長が「2グループともに、練習の成果を発揮して、金賞をとって県大会出場を目指します。応援よろしくお願いします。」と力強く決意発表をしました。
そして、代表生徒が激励の言葉を「掲げた目標を突破できるように、全力で頑張ってきてください。」と述べてエールを送りました。校長先生からは「4月から練習を見ていますが、今日の演奏は、最初の自分たちをはるかに超えています。当日、いい音色が響かせられるように頑張ってきてください。」とお話がありました。あと3日、ベストを尽くしましょう。やれるだけのことをやりましょう。応援しています。
吹奏楽部は、来週の12月26日(火)に、アンサンブルコンテスト愛媛県大会東予西地区予選があります。大会まであと1週間。放課後の練習にも余念がありません。
1年生はもちろん初めての参加ですが、2年生は部員が1人のため今年が初参加となります。声を掛けてみると「がんばろう」という気持ちと、「緊張する」という気持ちが入り混じっているようです。そんな不安を振り払うように、今日も練習に励んでいます。
ぜひ部員同士が声を掛け合って、負けそうになる自分や緊張を乗り越え、本番で悔いのない演奏をしてください。がんばれ!吹奏楽部!