3年生は昨日から第4回実力テストを実施しています。昨日が、国語・理科・社会、今日が数学・英語です。1週間前の水曜日に期末テストが終わったばかりで、気持ちが休まる間もなく実力テストです。しかし、これが受験生です。日本全国の多くの中3生は、12月を迎え、この試練に立ち向かっていると思います。
下の写真は、1時間目の数学のテストを受けている様子です。集中して問題用紙に向かい、鉛筆を走らせています。自分の目標に向かって頑張っている姿を見ると、応援したくなります。
カメラ越しに一人一人の顔を見たときに、「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」の言葉が頭をよぎりました。2000年のシドニーオリンピックの女子マラソンレースで金メダルに輝いた高橋尚子選手の座右の銘です。
高橋尚子選手は、高校時代の陸上部の恩師の監督さんからいただいたこの言葉を胸に、結果が出ない苦しいときも走り続けたそうです。
教室の写真を撮ったすぐ後に、正門横の図書館棟前の桜の木を見に行ってみました。
紅葉していた葉もだいぶ散り、冷たい風が吹いている中、よ~く見ると、枝の先に小さな小さな蕾がついています。しっかりと大地に根を張り、寒々とした空に向かって、凛として伸びていく枝と蕾は、とても誇らしげです。やがて3月に輝く花をつけるまで、晴れの日も雨の日も風の日も、ゆっくりと、でも着実に成長していきます。朝中の3年生のみんなも、それぞれの大きな花を咲かせるために、今、しっかりと、下へ下へと根を伸ばしてください。がんばれ3年生!
今日の2時間目に、社会科の初任者の先生が、1年生の社会科の授業で、校内研究授業を行いました。地理の分野(ヨーロッパ州)の学習で、たくさんの先生が参観に来られて、先生たちも授業の仕方などについて勉強し合いました。
「今後、ヨーロッパ州が発展するために、EUは存続するべきだろうか?」という問題について、これまで学習したことを基に、一人一人が「存続すべきだ」と「廃止すべきだ」の立場を表明して、班の中で話し合いをしています。どの生徒もしっかりと自分の意見を持って取り組んでいます。
授業後に、2名の生徒に声を掛けると、「前よりもEUのメリットやデメリットについて深く知れておもしろかった。」や「他の人の意見がたくさん聞けてよかった。」の感想が返ってきました。
授業が終わった後、先生方も話し合いを行い、今後の授業改善に生かせれるように切磋琢磨しています。1年生のみなさんに学ぶことができた気持ちのよい2時間目でした。