午後からは、県立坂本龍馬記念館と高知城を訪れました。県立坂本龍馬記念館では、「これ何と読むんだろう?」と、古文で書かれた資料を必死で見ています。また、記念館の屋上からの眺めがとてもよく、太平洋を見て「島がない!」「広い!」と驚いていました。学校で連絡を受けている職員室の先生方にも、雄大な太平洋と心が洗われるような空と海、希望とエネルギーがわいてくる水平線の眺めが伝わってきます。修学旅行を通じて成長しているであろう2年生25人の姿が目に浮かびます。
16時過ぎから訪れた高知城では、天守閣に着いた生徒たちが、街や山に向かって願い事を言っていたそうです。ある先生が天守閣に上る階段を見て「なぜこんなに急なのか?」とつぶやくと、そばにいた女子生徒が「敵が入って来たときに簡単に上がれないようにするためだと、ガイドさんが説明してくれました。」と教えてくれたそうです。楽しむだけでなく、しっかり学んでいる朝中生の姿があります。
ぬけるような青空の中、午前中2つ目の訪問は「のいち動物公園」です。テナガザルのコーナーでは、綱を渡るダイナミックな様子を見ることができました。この動物公園では、お土産を買っている生徒がたくさんいました。家族に、親戚に、先輩に、後輩に・・・と思いを巡らしていたそうです。
修学旅行2日目の朝を迎えました。予定より少し早く8:20に、全員元気に龍河洞に向かって宿泊所を出発しました。引率している教員からの報告で聞いた朝の様子をお伝えします。
【朝食】
朝食会場で検温・健康観察を行ったところ、全員元気だそうです。席に着くと、生徒同士で協力してコップに水を注いでいます。朝食に出ているちりめんじゃこを見て「これはおじゃこやろ。」「何それ、ちりめんじゃこやろ。」と会話が聞こえてきます。県外などからたくさんの生徒が来ている朝倉中ならではの会話です。「しっかり寝れた。」「なかなか寝れんかった。」と昨夜の話や、今日行く「のいち動物公園」で見たい動物の話をマスク越しにしています。
食事係が「いただきます」をして食べ始めると、お味噌汁のお椀がなかなか開けられず旅館の方に開け方を教わっている生徒もいたようです。
【退館式、出発】
お世話になった旅館の方たちに、代表生徒が「みなさんのおかげで楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。」とお礼の言葉を述べ、手指の消毒をしてバスに乗車。3枚目の写真は、添乗員さんの「眠い人?」の声に「はあ~い。」と挙手をしているところだそうです。
今日の給食は、今治市が計画した「郷土愛を育む日本一おいしい給食プロジェクト」の第2回目(フランス給食)でした。メニューは次の4種類です。
・ 今治産鱧(はも)のガレット梅肉マヨネーズのグラチネ(1つ目の写真)
・ 秋薩摩芋とココナッツ香る優しいポタージュ エスニック風(2つ目の写真)
・ 彩り野菜と五穀米のブレゼ今治産梨とのマリアージュ(3つ目の写真)
・ 今治産蜜柑ジュースのジュレ蜜柑と共に(1つ目の写真)
シェフの方の動画で、フランス給食の内容やフランス語について知ることができました。朝倉調理場の皆さん、ありがとうございました。