昨年の12月15日(木)に学校安全シンポジウムで、全校生徒がオンラインで交流したさいたま市立与野西中学校との横断幕が完成したので、校舎の2階ベランダに掲げました。
これは、両校の生徒会で話合いをして、「与野と朝倉の絆を、学校安全と思いやりで未来へとつなげていきたい。」という両校の強い思いで「つなげよう 安全と思いやり そして創ろう 与野と朝倉の未来」という共同スローガンができました。
この学校安全共同スローガンから完成した横断幕を、1月27日(金)に与野西中の先生が本校に来られていただきました。与野西中のみなさん、これからもよろしくお願いいたします。
吹奏楽部は、今週の2月4日(土)にソロコンテストが今治市波方公民館で開催されます。本校の吹奏楽部もこのコンテストに向けて、顧問の先生と二人三脚で練習に励んできました。
コンテストのリハーサルを、今日の放課後、音楽室で行いました。約3分30秒の演奏に思いを込めて、先生のピアノ伴奏に乗せてアルトサックスで「シャンソンとパスピエ」という曲を演奏しました。
アルトサックスと出会って約8か月。文化祭で演奏した時には、音を必死で追いかけていましたが、今日は自分の音を自分なりに表現しようとしていました。成長を感じたリハーサルでした。本番のコンテスト、がんばってください。
12月5日から延期になっていた人権教育参観日と人権集会が昨日の5・6時間目に行われました。集会では、人権標語の発表、人権作文発表、講演会等が行われ、人権教育の授業と合わせて、自分の行動を見つめ直すとともに、差別をしない、させない、許さない気持ちを高めることができました。
【人権教育参観日】
● 1年生
近隣の農民から厳しい扱いを受けていた人々が、山の粥を作り、飢饉の際に農民たちにもふるまっていたという話を読み、不合理な差別に苦しむ人の心情を理解しました。
● 2年生
住んでいる場所で輸血を断られた若者の話を通して、予断と偏見による非科学的な考えで、差別が残っていることの不合理さを理解しました。
● 3年生
就職差別の不当性を理解し、差別しない、許さないというしっかりとした認識を育み、差別解消に取り組もうとする気持ちと実践力を高めました。
【人権集会】
開会にあたり、校長先生から「人権という言葉を聞いて、私は『無知』という言葉を思い浮かべます。たくさん学習して、適切に判断できる力を身に付けましょう。」と挨拶がありました。
● 人権標語の発表
各学年2名ずつ代表者が選ばれ、人権標語とその標語に込めた思いを発表しました。
● 人権作文発表
代表に選ばれた2年生女子が「祖父からの贈りもの」と題して、人生のどん底を味わったことや、そこを乗り越えて今頑張っている思いを述べました。最後に「祖父の言葉を胸に、日々の人間性を磨いていきます。」と力強い言葉で締めくくった姿が心に残りました。
● 講演会
四国中央市の小学校の教頭先生を講師としてお招きし、約40分講演を拝聴しました。人にはあまり話したくないご自分のつらかった嫌な思い出を話してくださり、「ふつうって何?」、「みんなとちがっていたらいけないの?」、「自分に責任のないどうしようもないことで、誰にも迷惑をかけていないのに、差別されるのはおかしい。」、「本当に変わらないかんのは誰やろか。」と琴線に触れるお話をされました。
そして、「無理して周りと合わせていませんか? 好きなものを好きって言えていますか?」と投げ掛けられた後、差別しないために、どのように対応し、行動したらいいのか、具体的に教えてくださいました。とても分かりやすいお話をありがとうございました。
● 朝倉中生『5つの誓い』
集会の最後に「苦しんでいる人がいる時に、傍観者にはなりません。」などの『5つの誓い』を、全校生徒で唱和して人権意識を高めました。その後、教室に戻り、人権集会の感想をしっかりと書きました。
寒い中、ご来校くださった保護者や地域の方、関係機関の皆様、ありがとうございました。これからも本校の教育活動にご理解、ご協力くださり、朝中の生徒たちの成長に力を貸していただけるようお願い申し上げます。