これまでの朝倉中日記

砂防学習会(2・3・5・6時間目)

2022年9月29日 18時23分

 本日、愛媛県砂防課の方をたくさんお招きして、朝倉小学校5・6年生と本校の全校生徒を対象に、砂防学習会が行われました。最初に「小学校4年生から学習している自然災害には、地震・津波・風水害・火山・雪などがある。いつ、どこで、どんな災害が発生するか分からない。自分だったらどうするかなどについて今日は学習します。」と挨拶がありました。

【2・3時間目】

 まず、土砂災害の3つの種類(土石流・地すべり・がけくずれ)やそれらがおこる理由について学びました。そして、それらを防ぐ方法として、砂防ダムを建設したり地下水を取り除いたり、コンクリートで地面をおさえたり、壁や柵を作ったりしていることを知りました。

 次に、自分の命を自分で守るために、日頃の備えと早目の避難をどのようにすればよいのか、具体的にお話してくださいました。

 休憩をはさんで、「川の防災プロジェクト」と題して、豪雨による愛媛県の災害について映像や写真で知り、正しく恐れて、避難場所の確認などで備える大切さを学びました。水位が50cmになると、片足に7.5kgずつで合計15kgの力がかかると聞いて、生徒たちはびっくりしていました。

 お話を聞いた後、実際に足に7.5kgずつのおもりをつけて歩く「水中歩行体験」を全員が行いました。とても歩きにくく、たった50cmの水でも命に関わると感じました。

【5・6時間目】

 午後は、各学年ごとにローテーションして、「南海トラフ地震DVD」や「土砂災害CG(コンピュータグラフィックス)」の映像を見たり、運動場に出て2種類の体験をしたりしました。

 多くの生徒たちの心に残ったのは、「土石流3Dシアター」と「降雨体験」でした。3Dシアターでは、土石流の前兆の水の濁りや音を。3Dのメガネを通して体験しました。イスもガタガタ動いて、臨場感がありました。

 降雨体験装置では、10mm・30mm・100mm・180mmとだんだん増えていく雨量で大雨の恐ろしさを体験しました。日本一の雨量の180mmだと、雨が重くてカサが折れそうで、土砂降りの雨で友達の声が聞こえなくなったようです。

 今日の砂防学習会を通して、洪水時の危険性や土砂災害防止の知識を身に付け、防災に対する危機意識を高めることができました。講師の先生方、ありがとうございました。