昨日、朝倉小学校前にある朝倉児童館に、２０年ほど前にお世話になった方を訪ねました。残念ながらお会いすることができませんでしたが、代わりに、所員の方から心が和むお話を聞くことができました。帰ろうとしている私に「これ、中学生と小学生が作ってくれたんですよ。」と、わざわざ部屋から出てきて声をかけてくださいました。児童館入口に置いている、段ボールや空き箱でできた手作りのロボットを、中学生も一緒に作ったとのこと。

　詳しくうかがってみると、卓球部の１年生男子数名が土・日によく児童館に行って勉強したり、小学生といっしょに遊んだり、力仕事を手伝ったり、卓球をしたりしているそうです。小学生たちが「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と喜んでいるようです。

　７月に入って、工作教室をするということで、所員の方が「中学生も手伝って」と声を掛けて、その日のうちにこのロボットが完成したそうです。翌日から、アンケート入れとして児童館入口に置かれ、愛嬌たっぷりに来館者を出迎えています。

　この１年生たちも小学生の時は、この児童館でずいぶんお世話になったようです。地域の人たちに育まれながら子どもたちが成長しているんだなあと、心が温かくなったできごとでした。